当組合の、教育・情報に関する事業で講演会が平成15年11月7日午後6時より、金沢市異業種研修会館において、今年度は、福井市の浄福寺住職の酒生文彦氏を講師に迎えて「21世紀は心の時代」 を演題に講演会を開催しました。参加者は、組合員のほか従業員、女性部会員を含め72名が出席しました。
講演では、20世紀は、物で栄えたが心が滅びた。その結果、日本は豊かさでは、世界の国々の中で5本の指の中に入っている。今まさに世界は宗教戦争に入っているが、我が国は仏教の布教で戦争を起こしたことはない。昨今は経済不況や凶悪化した犯罪の増加で殺伐とした世相感がある。 昔と比べると日本人は謙虚な心が失われつつあり、人間の傲慢が地球が滅ぼすことになりかねない。大事なことは「知識」と「知恵」の違い、外国にない言葉で「何々を頂きます」のすばらしい言葉の意味、「御陰様」の言葉に含まれる「陽」と「陰」に含まれる意味と使い分けについて、ユーモアを交えながらの講演は、21世紀の「日本人の心」について改めて問いかける内容でした。
景気の回復と企業経営の厳しい経営のなか、心について見直す機会を得る事が出来た、大変有意義な研修会でした。