安原工業団地協同組合では、毎年先進工業団地を視察研修していますが、今年は、大阪府美原町にある「大阪木材工場団地協同組合」を金沢市工業団地連絡協議会との合同で実施しました。

• 道路網がよく整備され、用地内を国道309号線が走り、近畿・阪和自動車道の開通もあって、団地への交通アクセスが一段と向上し、木材製品流通の拠点となっている。組合員の業種は、木材製品の製造・販売・建築関連、その他住関連等多岐にわたって構成されている。
• また、組合の創立は昭和37年と長い歴史があり、組合の共同事業についても多岐にわたり、研修センター運営事業、木材乾燥事業、簡易郵便局運営事業、倉庫事業、汚水処理事業、駐車場事業、給油事業、福利厚生事業としては、喫茶施設・食堂施設等が整備されており、積極的な事業活動が展開し、組合員全員が共同事業活動に関わっているなど、多種多様な事業を展開している。
• 組合の利益は毎年1億円計以上されているとの、副理事長の説明があり、組合規模の大きさによる財政基盤の安定が特に注目に値するものがあり組合運営の将来展望が感じ取れた。
• また、工場団地理事会では、理事長以下、職員まで全員が組合イントラネットによる、完全ペーパーレス理事会を開催しているなど、情報化の推進において業界初の試みとして実施している、とのことであった。